ダンス&ボーカルグループ超特急。
彼らはやっぱりLIVEが魅力。歌やダンスがうまいだけでなくファンを乗せるパフォーマンス力が高い。
LIVEの盛り上がりはBlu-rayで見ても明らか。
比較的最近のLIVE Blu-rayを紹介します。
ARENA TOUR 2019-2020 Revolución viva
超特急は、クリスマスが結成日ということもあり、毎年クリスマス付近~お正月にかけてLIVEをやるのが鉄板のよう。
メンバーよ、年末年始くらい実家でゆっくりして・・と親心のような気持ちで見てしまう。
2019年12月22日の 大阪城ホール公演
2020年1月5日の 代々木第一体育館公演
の2公演が一枚ずつディスクに入ってます。
クリスマス公演とお正月公演のこのBlu-ray、どちらも全く違うプログラムで、コンセプトも違う公演です。
クリスマスが2DAYS、お正月は3DAYSなのですが、ステージセットが全然違う気が・・・。
骨組みは似てるのでパネルと電飾だけ変えたのかな?
たった数日の公演だけでセット変えるの凄いな。
そして衣装は全く違うものです。お金を惜しまないのが超特急・・・。
Pastel Shades Christmas@大阪城ホール公演
「Revival Love」@大阪城ホール
クリスマス公演のほうは、なんかこう全体的にファンタジックで明るい。
ミディアムテンポが多くふんわりした世界観。
Pastel Shades Christmasという公演タイトルが付けられている通り、パステルカラーの照明やセットが可愛らしいです。
「DJ Dominator」から「Hey Hey Hey」に繋がる流れがあるんですが、この2曲を続けて聴けるのがめちゃ好き。
ホーンセクションベースのファンクという割と属性の近いこの2曲。
「DJ Dominator」であっためて「Hey Hey Hey」で弾ける!!!というスムーズな流れは意図的でしょう。
ちょっとおしゃれなクリスマスムードです。
この曲のあとに「SnowBreak」というめちゃくちゃ暗いクリスマスの失恋ソングでドーンと地の底まで落とすところも好き。いや良い曲なんだけどね
クリスマスのLIVEってことで、後半にはクリスマスソングのメドレーがあるのも、夢の国のパレード見てるみたいで綺麗です。
この日のために振りつけられたのもスペシャル感あって良い。
そしてクリスマスメドレーからの「Billion Beats」という流れも自然。
「Billion Beats」はただのラブソングではなく、命の連鎖と愛について歌った歌なので(と勝手に解釈しています)クリスマスの神聖な雰囲気とすごく合っています。
サウンドもクリスマスっぽくアレンジされており、特別な雰囲気。
超特急はクリスマスというイベントをすごく大切にしてるなあ・・と感じます。
Shine Bright NewYear@代々木第一体育館公演
「on&on」@代々木第一体育館
さてお正月公演のほうは最初からアゲアゲ。
超特急のLIVEは「1曲目は温め」で割とミディアムな曲でスタートすることが多いんですが、この公演では「SAY NO」という超特急の中でもトップ3に入るくらいの爆上げ曲で始まります。
ショッパナから年明けの景気の良さが爆発してる感じです。
爆上げムードのまま最初のMCまで過ぎていくので、まあとにかく賑やかです。
全体的にクリスマスのほうよりアゲていく曲が多い。
ここ数年の超特急は、有観客では「出だしは全身メンバーカラーの衣装で登場する」という傾向があるようです。
これはとってもいいと思いますね。見分けがつくから。
なんとなく連れられてLIVEに来た人でもメンバーに興味を持てるでしょう。
アイドル業界の常識、イメージカラーという戦略。 - PINKに交われば赤くなる
映像に収められている超特急は5人ですが、実はこの時の超特急は6人です。
メンバーの一人であるユースケ君が体調不良で休養中のなかでのツアーだったのです。
5人のメンバーは精神的にもパフォーマンス的にも精いっぱいだったのではないでしょうか。
6号車:ユースケくん脱退について - PINKに交われば赤くなる
「大人っぽさを意識した」とメンバーのユーキ君が言っていますが、いろいろな迷いや覚悟が、この公演含め、のちの彼らの強さや色気となっている気がします。
ALL CAMERA MULTI SCREEN
このBlu-rayにはALL CAMERA MULTI SCREENという3枚目のディスクがついてて、これがすっごい面白い。
代々木公演49台・大阪公演23台のカメラから撮影した映像が一同に見れます。
まあいわば編集する前の素材映像です。
1つずつの映像は小さいけど、それぞれのカメラが「何を撮ってるのか?」って目線で見ると興味深いですよ。
それぞれのメンバーを追うカメラ、メンバー全体を写すカメラ、客席を写すカメラ
会場全体、上手から、下手から・・など。
レアな視点の舞台真横からとかも、フォーメーションの普段見れない角度が見れて楽しいです。
個々のメンバーカメラは「この曲、後ろでこんな振り付けやってたんだー」とか色々新しい発見もあります。
各メンバーのファンにはたまらない映像ではないでしょうか。
この両公演はムービングステージ仕様でステージが客席後方へ移動していくので、カメラマンさん追いかけるの大変だと思う。。
また超特急はダンスのフォーメーション移動が複雑かつ速いので、カメラがメンバーに追いつけてないシーンも多々ありますwカメラマン泣かせ。
照明もめっちゃきれいですよー
超特急はメンバーカラーがあるので、照明もメンバーカラーを使った演出があったりして楽しい。
完成版のBlu-rayだとメンバーのアップが多くて気づかないんですが、こうして引きの映像があると全体の空間演出が見れるので「きれーー!!楽しそ~~!」ってワクワクします。
あとファンがペンライトを持っているので客席じたいも結構明るいんですよね。
そのペンライトと照明の兼ね合いが本当に綺麗。
あー客席の後ろのほうかはこんな風に見えてるんだとか、メンバーからはこんな風に見えてるのかとか色んなアングルから見ることが出来ます。
特に大阪公演の「超えてアバンチュール」の照明が笑えるくらい派手で好きですねー。
メンバーカラーを超意識した照明遣いが良い意味でベタ、
サビのアイラブユー!の歌詞で舞台上の照明が一斉にファンのカラーであるピンク一色になるところがメッセージを感じますね。(たまたま?)
【超えてアバンチュール】イロモノ曲とあなどるな!ヘビメタで奏でる組曲。 - PINKに交われば赤くなる
全員でヘッドバンギングするときは「目ぇ痛なるわっ!www」ってくらいビカビカギラギラしてて、あーーこれぞLIVE。絶対楽しいよ絶対盛り上がるよ!!!って感じです。
曲やコールに合わせて照明もバチバチに凝ったプログラムになっています。
綺麗に編集されたた完成系もいいけど、この素材集を見るほうがLIVEのリアリティが感じられます。
変な話、LIVE独特のアラとかもみえるわけですよ。
移動でわちゃわちゃッとなってる感じとか。
そういうのがLIVEの良さだと思うので。
個人的には、大阪公演のカメラの台数のほうが多すぎずに見やすい気がします。
マルチアングルディスクをわざわざつけるのって、
「推しメンだけ見たい!」って人のためもあるのでしょうけど、
ダンスのフォーメーションや演出の美しさを編集でトリミングしてしまうのが勿体ないくらいレベルが高いからかなあと。
どのアングルから見ても色んな発見があるので、面白いディスクです。
LIVE会場の規模としてはこのくらいが全観客が満足できるキャパかなあと思います。
個人的には、あまり大きすぎるところよりこのくらいが好きです。
パステルな超特急とビビッドな超特急を堪能でき、さらにマルチアングルで裏側まで見ることの出来るこのこのRevolución viva、たっぷり見ごたえがあるので、時間と体力のある時に見てます。
コロナ前なのでファンの歓声も入ってるし、LIVEってこうだったな・・・って気持ちになります。
来年は北海道から九州まで全国を回るホールツアーが予定されています。
間近で超特急の大迫力ダンスを見られるチャンスですね。
私もエントリー済み。開催されますように。
曲を知らなくてもソロ参戦でも楽しめるのでご安心を。
クリスマスLIVEシリーズ↓