宇多田ヒカルがデビューしたとき、
「彼女との出会いは、全ての音楽ファンにとっての幸せだった」と、どこかの音楽ライターが書いてたんですけど。
あのころ、ロック好きも、HIPHOP好きも、洋楽好きも、
あらゆるジャンルのあらゆる世代の音楽ファンが、宇多田ヒカルという15歳のシンガーソングライターが好きだった。
彼女の1stアルバム「First Love」は、平成で一番売れた(700万枚越え)アルバムです。
握手券も特典もないのに、家族がそれぞれ一枚ずつ持ってたりしたんだよ?信じられる?
いい意味で、万人受けする音楽ってのはあると思います。
そういう曲になれる条件というのは、
当然ながら本人に実力があって、新鮮で、普遍的で、キャッチーだけどダサくない。
そして多くのジャンルの人を受け入れるキャパが、本人とそのファンにあること。
超特急というダンスグループを知って、最初はネット上に転がっているLIVE映像を見つくしました。
実力あるのはわかった。
でも黄色い歓声にペンライト、揃ったコール。
それを売りにされればされるほど「アイドルだな~…」って感じで、私は入っていけないジャンルな気がしていました。
しかし、その時の最新曲「Hey Hey Hey」のMVを見て、変わった。
これは久々に見た万人受けする音楽。
すべての音楽ファンを幸せにする良質なパフォーマンス。
あなたもどうぞ って、ウェルカムされてる感じがした。
これを見て、私はこの人たちのファンになると決めた。
このMV、とてもかっこいいです。
(曲ではなくあえてMVと書きます。彼らはダンスが重要なので!)
楽曲も映像編集もセンスいい。
超特急本人たちだけでなく、曲作り、振付師、スタイリスト、演出など、携わったすべての作り手(アーティスト)たちの思いを感じる。
そしてもちろん主役である超特急は、みんなの思いを一手に受けて、素晴らしいパフォーマンスをしてくれています。
弱冠20代前半の男子たちの堂々たるパフォーマンス。
もし私が作り手の一員だったとしたら、自分の思いをこんな形で表現してくれる超特急にゾクゾクするし感謝すると思う。
曲は、超特急にしては珍しくブラスバンドをベースにしたサウンド。
ファンクとPOPがうまく融合されていて、グルービーでノレる。
ボーカルの声も、癖が無くのびやか。
振り付けは、リズムが細かくてめちゃくちゃ難しいのによく踊れてる。(ちなみにボーカルも踊ります。)
このダンスを重さを感じさせず小気味好く踊れるのは、彼らの実力と努力を感じます。
メンバー全員、容姿もレベル高いです。
これ重要。容姿もパフォーマンスの一つですからね。
ファン歴激浅から見た、超特急の魅力2【ビジュアルプロデュースのうまさ】 - PINKに交われば赤くなる
ガチャガチャしていてファンク、でも全体を通すとまとまりがあってクール。
なんか超特急そのものですね。
そして、超特急の特徴である、色分けや変顔というポイントも随所に使われています。
が、まあそれは何も知らなくても楽しめるので、変な身内ウケみたいなのはないです。
とにかく、楽しそうに踊る彼らをずっと見ていたくなります。
カメラワークも、曲に合わせて引いたりアップにしたりと凝っていて、映像センスもいいんだなあ。
ひいき目なしに、ロック好きも、HIPHOP好きも、JAZZ好きも、洋楽邦楽問わず、あらゆる世代の全ての音楽ファンを幸せにするMVだと思う。
やっぱ音楽って楽しいな、いいな。 って素直に思えるMV。
超特急は、こういう曲をもっとやってほしいです。
だってこんなにかっこよく出来るんだもの。
もっともっと見せてほしい。
いちファンとして思います。
ダサいことをハイクオリティでやる、というのが彼らのテーマなんでしょうけど!
まず最初の入り口は、「Hey Hey Hey」からご乗車ください。
あらゆる音楽ファンに見てもらいたいMVです。
いやアイドルとか興味ないし・・って人も、まあ試しに聴いてみてください。
ぶっちゃけ私もそうでしたから(笑)
目も耳も楽しい、あっという間の3分半。
見た後に「もう一回見る」ボタンを絶対押したくなりますよ。
こんなグループ日本にいたんだ!って思うはず。
こちらのCDに収録されています。↓
【Amazon.co.jp限定】Hey Hey Hey(通常盤)(CD)(トレカ Amazon Ver.~集合絵柄1種)
- アーティスト:超特急
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2019/06/10
- メディア: CD
LIVE映像が解禁になりました。
生歌のうまさと、最後まで全力のダンスがかっこよすぎます。カメラワークもいい!
「Hey Hey Hey」from EUPHORIA@パシフィコ横浜