【超えてアバンチュール】イロモノ曲とあなどるな!ヘビメタで奏でる組曲。

「超えてアバンチュール」は、

超特急が2016年リリースしたアルバム「Dramatic Seven」の中の一曲です。

 

ハイテンポで、合いの手コールが多く、メンバー全員に見せどころがあり、ダンスも楽しいという、まさにLIVEのための曲。

LIVEではほぼ毎回やるのでは?

「Party Maker」同様に、超特急お得意の全力悪ふざけ曲です。

 

インパクトがあるのでフェスでやることが多く、超特急の代表曲っぽいです。

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最初聞いたとき、

なんて狂気じみた曲 って思った。

アニメのセリフ言いつつヘッドバンギングしてるよ、この人たち。

 

今でも狂気と思ってるんだけど(笑)、

そこがこの曲のいいところで、こういう曲が堂々と出来るところが超特急の良さでもある。

 

 

 この曲はまず、タイトルがいいですね。

インパクトある上に他のアーティストとかぶらない。

あと個人的に、日本語の動詞が入ってるタイトルって好き。

 

 

超特急は曲ごとにセンターダンサーが変わるんですが、

この曲のセンターは、3号車 リョウガです。 

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長身で細身の彼は、超特急のリーダーです。

 

リョウガ君だけは、超特急を好きになる前から知っていました。

「さんま御殿」に出てたのを見たから。

超特急のメンバーで顔と名前が一致したメンバーは、この人が最初です。

トークが面白くて頭が良さそうで、目がすごくきれいな子だなあ~ と思いました。

 

リョウガ君はさんま御殿で、

「恋人いらない。二次元女子にしか興味がない」的なことを言っていて、

「へ~、ファンを安心させるためにそういうキャラにしてるんだろうな〜」って思ってたんですが、

彼がガチのアニメオタクであることは事実のようです。

そりゃイケメンでそのキャラならバラエティ番組に呼ばれるわな。

 あとめっちゃゲーマーさんです。

 

 そんなリョウガ君のオタク的魅力を歌にしたのが、この「超えてアバンチュール」。

二次元女子への熱い愛をコミカルに歌ってます。

オタクを主役にした曲って、この曲がパイオニアじゃないでしょうか?

 

ダンスは、センターのリョウガ君をとにかく持ち上げるフォーメーション。

彼がこの「超えてアバンチュール」という物語の、完全な主役。

普段のリョウガ君は控えめなシャイボーイなんですが、

この曲の時の彼は、他のメンバーを一瞬にしてバックダンサーにしてしまう存在感があります。

ファンがこの曲を楽しみにしているという責任をわかっているんでしょうね。

 

リア充はみんな爆発だ!

 なんて衝撃的な歌詞も出てきて、オタクワールド全開で面白い。

彼らの売りである ダサかっこいいの真骨頂なんですが、

相変わらずダンスも歌もうまいです。

 ところどころ小芝居が入ったり、変顔や意味不明な振り付けも多いんですが、

そのカオスっぷりがもう楽しくてしょうがない。

 

 

そんなかんじなのでいかにもイロモノに括られそうな曲ですが、実はこの曲、

音がすごくかっこいいし、編成がめちゃくちゃ凝ってる曲なんですよね。

超特急はふざけ度の高い曲ほど、真剣に作ってるな~って感じます。(全部真剣だろうけど)

 

オタクな歌詞とは裏腹に、けっこうヘビーメタルです。↓

 

まず、

この曲は全体通してドラムがめちゃくちゃかっこいい。

 

シンバルの4カウントから始まるシンプルなイントロ、

タイミングよく頻発する連打(↑このYouTubeだと例えば1:18くらい)、

サビの“君のせい”の歌詞のあとに、ダダン!と短く入る乾いた音、

静かになったときに切なく響くシンバル。

すべてがかっこいい。

 

私は一時期JAZZを聴きかじったときに、ドラムってホント大事なんだなぁ~と思ったんですね。

ドラムがいかに“欲しいところで来てくれるか”で、曲のキレとおしゃれさが全然違う。

ドラムのセンスで曲が全然変わるなーと思ったんです。

 

「超えてアバンチュール」では、全てのドラムがちょうど気持ちいいところでスパーンと来る。

ドラマーさんは、この曲演奏してみたい!って思うんじゃないかな。

 ギターもぎゅいんぎゅいんでかっこいいんですよね~。

これこそ生演奏で聞きたい曲だよ~!

 

 

次に曲の編成について。

「超えてアバンチュール」は、5分以上の長い曲ですが、曲編成がかなり凝っており、たくさんのメロディーが登場するので最後まで飽きません。

 

 まず曲のスタートは、シンバル4カウントから

抱きしめたい 離さない 
声を聴かせてマーメイド

という迫力ある歌い出しで始まります。

このインパクト抜群の歌い出し、「サビから始まる曲なのかな?」と思いきや、このメロディーはこのあと一度も出てきません。贅沢。

 

曲の1番までは、Aメロ → 和風なBメロ → サビ と無難に過ぎて行きますが、

2番Aメロはセリフだしその次にヘビメタシャウトが入り、

そのあと和風なBメロ → 2番サビ。

 

激しいギターの間奏の後に、急にここでヘビメタ風ラップが入り、和風なBメロ → ラスサビ。

最後の最後で、また違ったメロディーの大サビで終わります。

 

5分の曲の中にいったいどれだけの種類のメロディーを詰め込んでるの?組曲なの?ってレベルの、複雑で手の込んだ編成です。

メロディーもダンスも歌い方もめまぐるしく雰囲気が変わる。

飽きさせない工夫がすごい。

 アップダウンのバランスがよく考えられていて、遊び心と挑戦に富んだ曲。

それがこの「超えてアバンチュール」です。

 

  フェスの帝王であるレキシさんが曲の無駄遣い” という名誉ある称号をもらっていますが、

「超えてアバンチュール」も、よくまあこのかっこいい音と編成にこの歌詞を当てたなあと思います。(褒め言葉)

 

 

そうそう、サビの歌詞の

こんなにドキドキしてるのは 

君のせい 君のせい

「君」のところは自分の推しの名前をコールするらしいです。

 ファンの子たち、楽しいに決まってますよね。

 

 

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見ればすべてがわかるダンス動画↓

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 超特急ってなに???↓

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