ダンス&ボーカルグループ超特急のLIVE Blu-rayを紹介してます。
ARENA TOUR 2018 Sweetest Battlefield 武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ
たった3年前の公演なのですが、今の超特急と雰囲気が違います。
彼らは常に進化してるんだなあ。
この頃はまだ見た目も幼いですね。アイドル感も強い。
見比べると、今は大人のアーティストになったなーって思います。
この公演はオープニング演出がとにかく鬼カッコいいです。
考えた人すごいぞ。
超特急のLIVEのオープニングでは、超特急が登場するまでオーバーチュア(序章)と称した演出があります。
最近はだいたいどのアーティストもこのオープニング演出に力を入れてますね。
超特急はメンバー紹介を兼ねた映像が毎回流れます。
毎回何かと凝ってますが、このSweetest Battlefieldのオーバーチュアは個人的に一番好きかもしれません。
この公演は360度観客に囲まれた中央ステージになっています。
そのステージを覆うように円柱型のスクリーンがあらかじめ置かれています。
開演のベル(←これも電車の発車音なのがニクイ)が鳴ると、観客は一斉にテンションが上がり総立ち。
「We are the Bullet Train!(俺たちが超特急だ!)」とお決まりの気合入れのフレーズが響き渡ると
円柱型スクリーンにメンバーひとりずつの紹介ムービーが流れます。
この映像もめっちゃかっこいいんだよなあ。
映像のバックには踏切の「カンカンカンカン」の音が鳴り響き、焦燥感を掻き立てます。
メンバーの解説(おしゃべり?)入りの映像↓
ムービーが終わると円柱型スクリーンが徐々に上昇し、ステージには板付きで仁王立ちの超特急が。
ファンの歓声は大爆発。
しかもメンバーはそれぞれのメンバーカラーで真上からのサスペンションライトに照らされています。
これがめっちゃくちゃかっこいい。
メンバーの解説(おしゃべり?)入りの映像 その2↓
これ「うわ!!!うまい演出!!」と思いました。
というのも、このステージの最初の衣装は全員お揃いの白い王子様風セットアップなので、遠目からだといまいちどれが誰かわからない。
でもメンバーカラーで照らしてあげることで「あ、○○君があそこにいるな」ってファンの子が認識できるようになってます。
超特急は一人ずつ担当カラーが決まっているのです。↓
そして一曲目、
超特急の代表曲ともいえるオリコン一位を取った「超ネバギバDANCE」のナーナーナナナ♪というイントロが始まります。
この「開演 ~ ムービー ~ 幕開け」の流れが、めちゃくちゃきれいなんです。
超特急にしかできない電車の効果音も、ステージの形状を生かした始まり方も、メンバーカラーを使ったアイドルらしさも、全て叶えている。
もう、このオープニングだけでショーが完成されているのにここからがスタートってのが信じられない。
しょっぱなから観客の期待値を最大値まで持って行ってます。天才的。
この公演は360度観客に囲まれたセンターステージということで本当に演出が豊かで派手で楽しいです。
ダンスのフォーメーションもいつもと違ったり、照明もそこから照らすか!みたいな面白さがあったり、ステージもリフトアップしたり、
メンバーも全方向にファンサービスをしており、楽しそう。
多分映像で見るより実際会場に行った人は空間全体がどこを見ても賑やかで楽しかったんじゃないかな。
きっと後ろのほうのお客さんも楽しめるように工夫したんでしょうね。
ところで、もともと2人だったボーカルですが、この公演からはタカシ君1人になっています。
私は「1人なんだもん、しょうがないよね」みたいな同情や優しい目であまり見たくないというか、2人→1人になったからって、プロである以上、仕上げてきて欲しいという考えです(鬼)。
というか私が好きになるアーティストはできると信じてる。
まあそこはさすがタカシ君。
元ボーカル:コーイチ君のパートも生歌でしっかり歌い上げるタカシ君には、拍手を送りたくなります。
ボーカルが一人でも、パフォーマンスに違和感のないレベルまで上げてきたのはプロ意識を感じます。
体力的にもかなりきついですし、自分1人の歌で他の5人のダンサーをリードしなきゃいけない・・というのはプレッシャーもあっただろうなあ。
現在のタカシ君と歌い方が微妙に違うので、まだいろいろと模索中だったのかもしれません。
この公演の2年後にはソロデビューを成し遂げたタカシ君。歌い方もリズムのキレも安定感も格段に増してます。
7人体制から6人体制へと変わって初の大きなステージ「Sweetest Battlefield」。
おそらく離れたファンもいたでしょうし、ボーカルもダンスもいろんな変更があったりして
ファンもメンバーも色々と葛藤のあった公演だったでしょう。
でもそういう大きな試練があったせいなのか、パフォーマンスのレベルがぐっと上がってる気がするなあ。
個々の意識とか雰囲気とか。
それまでのアイドルっぽい雰囲気から大きく一歩抜け出そうとしてる。
ターニングポイントとなった公演なのかもしれません。
この頃までが、やんちゃさや幼さの残る「かわいい超特急」の最後な気がします。
誤解の無いように補足しておきますが、未熟・未完成と言う意味ではないです。
むしろこの時代の超特急の完成形で、今の超特急にはもう出来ない表現力もギュッと詰め込まれた円盤。
この次の「GOLDEN EPOCH」の公演では、
もうグッと大人っぽいアーティストの顔になってるんだよなあ・・
すっきりと垢抜け、覚悟の決まった顔の超特急へと成長してます
Sweetest Battlefieldの中の一曲↓