超特急9人体制初のフルアルバム【B9】全曲レビュー

9人組ダンス&ボーカルグループ超特急

5thアルバム「B9」が3月22日にリリースされました。

 

Blu-ray付きの初回限定版!↓

 

9人体制初のフルアルバム「B9」

2022年にメンバーを増員し、9人体制になった超特急。

9人体制初のフルアルバムです。

 

【超特急増!】超特急の新メンバーお披露目!新体制は9人! - PINKに交われば赤くなる

 

アルバムのテーマはCool&Stylish

 

「ダサかっこいい」がウリの超特急ですが、

実はもともとはカッコイイ系のグループとしてデビューしたそうです。

 

原点回帰ということで、このアルバムではおふざけは封印し、

「かっこいい」に全振りした超特急が見られます。

 

カラフルなメンバーカラーの衣装ではなく、真っ黒の衣装と背景まで黒い世界。

いつもとは違うヘアメイクの超特急。

これがこの「B9」の世界観です。

 
 
 
 
 
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最近の流行の韓流J-POPに乗っかった感はありますが、

超特急がやるからこその新鮮さがあります。

 

 

なによりも、私がこのアルバムを聴いて感じたのは、

あ、大箱会場を意識した曲を沢山作ったなと。

 

超特急は東京ドームでのLIVEを目標にしています。

そして、それはもうそんなに遠くないんじゃないかな?と個人的には思っています。

 

超特急もそれを感じているのか、今回のアルバムは大きな会場で映えそうな曲ばかりです。

 

曲をじっくり聞くというよりも、LIVEで踊ることを前提にしたアルバムと思うので、

曲自体の感想はまだ少ないというか・・。

多分、ダンス=曲のイメージ になると思います。

なのでサラッとレビューです!

 

 

1. Introduction -THE EXPRESS to B9-

一曲目はインストのイントロダクションです。

超特急って今までこういう導入は無かったような?

世界観のしっかりした構成を感じます。

 

 

2. MORA MORA

MORA MORAは、このアルバムのリード曲です。

MVが公開されています。

www.youtube.com

「求愛ダンス」と名付けられたこのMORA MORAダンス。

サビもダンスもキャッチーなので、メンバー別のダンスをTikTokで公開したところ、

アロハ君の顔がかっこいい♡と、ファン以外の間でもバズッてるみたいです。

昨年の追加メンバーのアロハ君↓

@bullettrain_8 @🤙髙松アロハ🤙 の MORA MORAダンス🕺 #超特急_B9 #MORAMORA #ダンス動画 #超特急 #アロハ ♬ MORA MORA - Chotokkyu

 

この曲も含め、「B9」は全体的にキーが高い曲が多くて、新ボーカル:シューヤ君の声がよく生かされています。

シューヤ君↓

@bullettrain_8 本日誕生日を迎えたメンバーです #超特急 #シューヤ #超特急_B9 #MORAMORA #振り付け #ダンス動画 ♬ MORA MORA - Chotokkyu

 

彼は新メンバーとして加入してから、

過去の超特急の曲をたくさんリテイクしたのですが、

やっぱり「シューヤ用に作られた曲」のほうがしっくりハマってる気がします。

 

 

3. KNOCK U DOWN

こういうダークな路線は「Добрый день」(ドーブリジェン)以来かな?

サビの低音が重たいのに歌のキーが女性歌手並みにかなり高い。

クラシック音楽ドビュッシーのような自由で不思議な旋律がかっこいいです。

ダンスでどう見せるか、楽しみです。

 

4. Thinking of You

ミディアムテンポで軽快なラブソングですが、

少しロマンチックで切ない感じがするのは、曲のステージが夜だからでしょう。

月やmoonlightという歌詞から、夜の光景が浮かんできます。

 

ライトアップされた都会の桜並木を、好きな人を思って歩くような、優しい歌い方。

少し目線を上げると桜の向こうに月が見えて、あの人も同じ月を見ているのかなと。

それだけで幸せを感じる。

恋とも友情ともいいあらわせない気持ち。

 

ラブバラードさえも夜の路線にしたのは、アルバムの世界観統一の意地を感じます。

 

 

5. シャンディ

サビの、バスとドラムの重なりがカッコよくて、下腹部にドスドスくる曲です。(なんちゅー紹介)

かとおもえば間奏はちょっと浮遊感のある幻想的な感じ。

Fashionが重くなったみたいな曲ですね。

 

こういう幻想的であいまいな感情のラブソングは超特急が得意とするところ。

多分この曲はジャズダンスのような美しい感じになるのでは?

いやでもこういう曲でブレイキンとかしてもかっこいいよね。

 

 

6. 宇宙ドライブ

このアルバムの中で唯一のおふざけ曲。

すでにLIVEやフェスで何度も披露されています。

meg-music.hateblo.jp

何が「宇宙ドライブ」なのか全くわからない意味不明の歌詞。

その謎歌詞を、イケメンが超うまいダンスと歌でパフォーマンスする。これが超特急。

 

「“宇宙ドライブ”というタイトルで歌詞書いて」とChatGPTにお願いしても、絶対にこの歌詞は書けない。

見たかAI、これが人間の創造力だ。

 

新ボーカル:シューヤ君にとっては超特急になって初のリリース曲です。

すでに今の歌い方とちょっと違う。

シューヤ君は色々な自分を試して楽しんでる感じがします。

 

 

7. Winning Run

私がこのアルバムの中で一番好きなのはこの曲、Winning Runです。

広さを感じる、爽やかでグルービーな曲です。

 

ツインボーカルの二人も歌ってて楽しかっただろうなあ。

タカシ君が裏声を使ってるキーを、シューヤ君は地声で歌っているので、

シューヤ君の音域の高さがよくわかります。

彼はしゃべる声も高いので。

 

私、歌詞とメロディーの馴染みって耳が気にしちゃうんですけど、

複雑な歌詞なのに引っかかる部分が全くなくて、ノリを壊さず聞きやすい。

ボーカル二人の歌い方もうまいんだと思います。

 

この曲を聴いたとき、大きい会場の花道で、お揃いのツアーTを着て楽しそうに踊ってる超特急が浮かんだんですよね~(すでにアンコール)

緻密なダンスよりは、フリーな部分があったりと、ラフな感じのダンスがハマりそう。

 

 

8. ラキラキ

ダークな曲が多い中、唯一のキラキラした可愛い曲。

シューヤ君の甘い声と、タカシ君のさっぱりした声。

それぞれの特徴がよくわかります。

「超特急」という歌詞が出てくるのも、超特急の楽曲ではよくあること。

 

しかし、本当に可愛い曲調で、このアルバムの中に入ってるのが不思議。

「Clap Our Hands!」と同じくらい不思議。

 

【Clap Our Hands! 】ボーカル一人体制になって初のLIVEで見せた、タカシ君のポテンシャル。 - PINKに交われば赤くなる

 

 

9. Typhoon

普段は歌わないダンサーも歌っている、超特急全員参加型の曲。

ラップや早口の歌詞が多いけど、サビになると急に重々しく切り替わる。

クラッシュするようなSEも入ってて、Typhoonというタイトルがぴったり。

 

 

10. NEW WORLD

この曲は、昨年の年末アリーナツアー「新世界-NEWWORLD-」のテーマ曲でした。

meg-music.hateblo.jp

超特急にしては、やけにかっこいい曲だなーと思っていたけど、

このアルバムB9のテイストをすでに匂わせていたのだなと。

ただ、このアルバムの中にあるとこのNEW WORLDさえも軽く爽やかな感じに聴こえます。

 

 

11. Together As One

前向きで寄り添う歌詞と、壮大なサウンドで奏でる“泣かせ曲”です。

Piece Of LoveとかBillion Beatsが割とその位置に近い気がするのですが、

このTogether As Oneは、オーケストラを従えて歌いそうな迫力で、

コーラスも凄くエコーがかかってて、ちょっとスケールが違います。

完全に大箱を想定してるやん。

 

【Billion Beats】愛とはなんだ。命と愛のラブソング。 - PINKに交われば赤くなる

 

あと歌い手が年齢を重ねたのも大きいでしょうね。

壮大な音にも負けない歌い方ができるようになりました。

 

リスナーを応援するというよりは、包容する曲。

大人になったからこそ歌える曲です。

 

 

12. 君と、奏で

こちらは通常盤のみに収録されている曲。

16ビートのリズム打ちとボーカルの声が目立つ、色々そぎ落としたサウンドで、

シークレットボーナストラックのようなシンプルな曲です。

Together As Oneの盛り上がりをクールダウンさせる役割に感じます。

アルバムの締めくくりとして収まりの良い曲です。

 

通常版はこちら↓

 

まとめ

昨年メンバーを追加したので、ツインボーカルを存分に生かした構成の曲が多いです。

でもやっぱり冒頭にも書いたように、ダンス前提・ダンスを見てなんぼの曲ばかりなので、

LIVEでのパフォーマンスがどんなふうになるのかワクワクします。

 

このアルバムB9をひっさげたツアー「B9Unlimited」が5/27よりスタートします。

bullettrain.jp

 

全国を回るホールツアーです。

この大箱向けの曲たちを、小さなホールでどう表現するのか・・

それとも近い未来へ向けての予行演習なのか。楽しみです!

 

すでに予定枚数を終えている会場も多数。

機材席開放もやってるので、まだチケット取れるかも・・?

 

www.youtube.com

 

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通常版↓