スターダスト所属の
5人組ダンス&ボーカルグループ超特急。
超特急は「アイドルではない」、という売り出し方なのですが、私はやっぱり「アイドル」だと思うなー
そもそも、アイドルの概念がここ数年で変わりましたよね。
以前は、“アイドル=ルックスの良いソロやグループ”って感じだったけど、
今のワールドワイドなアイドルって、マルチアーティストって感じ。
歌とダンスとルックスの実力があるのは前提で、更にそれ以外の才能があり人間性や生き方までカリスマ性を求められてる気がする。
そんな現代的なアイドルである超特急さんが、ですよ。
「Добрый день」(ドーブリジェン)という新曲を配信したんですけど。
「超特急って美形アイドルなのに本当にいろんな楽曲に挑戦するなあ」って今まで思ってたけど
「Добрый день」(ドーブリジェン)を聴いて思った。
この人たち
最高。
電グルかと思った。
アイドルがこういうジャンルの曲をやる?普通。
テクノコア?トランスコア?
EDMハードコア?とでもいうのか?
とにかくゴリゴリにダークで狂気な曲を、イケメンアイドルがやるんですよ。
日本の音楽界、最高じゃん!
曲のクラブ感は 「Turn Up」に近いものを感じるんだけど
「Добрый день」(ドーブリジェン)のほうがさらにダークだし、攻めてますね。
突然流れるスマートスピーカーぽい声とか絶妙な気味悪さが癖になる。
「Turn Up」が可愛く感じるくらい。
ロシア語で「こんにちは」の意味である「Добрый день」(ドーブリジェン)は、
“ロシアをテーマにした曲”と銘打ってるけど、歌詞が
隙間ないように埋め込むテトリス
Like a マトリョーシカ
みたいな舐めくさった歌詞がずっと続きます。
コサック・ウォッカ・ピロシキ・シャラポワとか中学生レベルのロシア知識を並べた歌詞。ロシアってそれかいと思わずツッコむ。
これを遊び心と取るか悪ふざけと取るか。
そんなアホっぽい歌詞(←)なのに、曲調はゴリゴリにダークなコア。
なんかさ、こういうさ、ふざけた歌詞をレベルの高い演奏で魅せるって、メタルバンドとかテクノグループとかたまにやってるけど、アイドルは普通やらないじゃない。
なのに超特急はやっちゃう。
メンバー自身も「シュールでクールな曲」と言っていますがほんとそれ。
なんでこんな歌詞に、こんなかっこいいアレンジが付いてるんだwみたいなシュール感。
この曲もそういう路線↓
超特急の曲って、「正統派アーティストな曲」と、「大真面目にふざけた曲」があるんですが、
後者に対しては「なんだよこの曲(笑)」って感想を褒め言葉として私は使ってます。
なんでこんな変な曲を、こんなイケメンが、真面目な顔して、不思議な衣装を着て、しかもハイレベルでやってんだ。
超特急って音楽の分布図みたいなのがあったらどこにも属さない気がする。
だから次から次へと出てくる曲にハマっていく。
まさに「Добрый день」(ドーブリジェン)はその「なんだよこの曲(笑)」の真骨頂。
どこまでウケ狙いでどこから本気なのかワケわからん曲を、綺麗な顔した男子たちが、いたって大真面目に、パフォーマンスする。
そう、超特急の凄いところは
踊れるってことですよ。
普通エレクトロコアとかやるアーティストが踊らないじゃないですか。
暴れてるかスカしてるかじゃないですか。(偏見)
超特急はこれで踊るんですよ。
どんな高次元エンタメだよって思います。
しかも歌唱もダンスもレベルが高くてきちんと魅せてくれる。
ロックもEDMもファンクもポップスも超特急にはなんでもある。
ここに来れば全てが揃う感がある。音楽のデパートか。(彦麻呂風)
この曲で超特急が大好きになりました。プロデュースしてる人も素敵だわ。
ちなみにこの曲、
歌っているのはボーカルのタカシ君ではなく、普段は歌わないダンサー4人が歌っているのですが、
誰がどのパートなのかよくわからないですw
まぁいいや
そんなことはどうでもいいくらいカッコいい曲です。
LIVEでこの曲のとき、タカシ君何するんだろう。DJプレイとかしていて欲しいな。
~後日追記:この曲のときのタカシは餅をついています。↓~
これはBOYS GIG(男性限定LIVE)でやったら大盛り上がりしそう。
小さい箱で聴きたい曲です。
MV公開されました。安定の"全力悪ふざけ"!
(笑ってしまうので人のいないところで見るように!)
「Добрый день」(ドーブリジェン)は配信シングルですが、こちらの最新アルバムにも収録されています↓
10周年記念ライブも間近だ!
<2021年11月23日(火祝)>
埼玉 さいたまスーパーアリーナ 開場17:00/開演18:00
<2021年12月26日(日) >
大阪城ホール 開場 16:00/開演 17:00