さてもう1か月以上過ぎてしまいましたが、
超特急のクリスマスLIVE、
「新世界 -NEW WORLD-」
に、乗車してきました。
(超特急ワールドではLIVEに参戦することを「乗車」という)
超特急の大阪城ホールは一年ぶり!
その前はDISH//とのツーマンライブだったんだよな~懐かしい!
この時は照明が残念な記憶があって、
今回の「新世界」にドキドキしながら乗車しましたが、照明変じゃなくて良かった・・。
というか「新世界」は、
今まで行った超特急のLIVEで一番良かったかもです。
(まあそんなに行ってないけど。)
2022年8月に5人から9人へと増員した超特急。
9人体制になって初の大箱ワンマンLIVE、記念にレポしておきます!
BULLET TRAIN ARENA TOUR 2022 新世界 -NEW WORLD-
Overtureと言われる超特急のLIVEでおなじみのオープニング映像から始まります。
映像にはフード付きのマントを目深く被った9人の男。顔は見えない。
男たちがツアーロゴを囲むように円陣を組む。
↓
映像と同じマント姿の超特急がステージ上に登場する。
マントを脱ぎ棄てると、それぞれのメンバーカラーの衣装を着た超特急がお目見えする。
この衣装↓
そして、
一曲目の超特急のデビュー曲「TRAIN」のセルフカバー、
「RE-TRAIN」のイントロが流れる。
この流れで「あ、この公演は期待できる」とすでに確信。
ステージ構成
今回のステージは、メインステージとセンターステージとトロッコ(後述)という構成だったので、
9人という大人数の配置を考えるだけでも大変だったかと。
今回ステージセットがほぼ無くて、大画面の映像で見せるタイプの演出。
どっちかというとセットがあるほうが好みの私は「あー今回はこの感じか…」と思っていたのですが、
全然物足りなさが無かったです。
やっぱり人数が多いってのが大きい。
9人もいると、横一列で立ってるだけで華やかだし迫力がある。
しかもそのうち7人がダンサー。とにかく目が忙しい。
本当にメンバー追加して良かったと思いました。
2016年のSynchronismの時もそうだったけど、
パフォーマンスがよければ、セットがシンプルでも観客を満足させられるんですよね。
今回それを証明してくれました。
もちろん映像もきれいでした!
クリスマス公演ということもあり、華やかな映像が多かったです。
アイドルのLIVEって単にメンバーのアップを写すだけになりがちなのかな?って思ってたけど、ちゃんと映像で魅せるシーンもあり、凝ってました。
またダンサーのソロ(後述)で、自己紹介がてらに本人の映像が出るのも良かったです。
セットリスト
セトリ書いておきます。
1: Re-TRAIN
2: Fantasy Love Train〜君の元までつながるRail〜
3: My Buddy
4 :Burn!
5 :NEW WORLD
6 :宇宙ドライブ
7 :超ネバギバDANCE
8 :Star Gear
9: Cead Mile Failte
10 :Fell the light
11: Snow break
12 :No More Cry
13 :Sweet Bell
14 :颯爽とハローマイラヴ
15: SEY NO
16: BakaBakka
17 :超えてアバンチュール
18: バッタマン
19: Billion Beats
アンコール
20 :Dance Dance Dancing!
21 :gr8test journey
22 :走れ!!!!超特急
このセトリのプレイリストです。
つくづく、曲のジャンルの幅広さを感じます。
なんかね~LIVEに行くまでは、
「9人体制初だから、過去の曲の歌割りやフォーメーションがどんなふうに変わってるか、見比べよー♪」とか思ってたんですよ。
でも実際目の前にするとそんな余裕ない。
9人も居ると、とにかくすごく華やかで楽しくて、目の前の出来事を楽しむのに精いっぱい。
開始2曲で「このツアー、5公演は見ないとレポ書けないな」と思いました。
嬉しい誤算です。
9人もいても私の推しであるユーキ君は一番に目が行くので、踊ってる時の彼の存在感はさすがだなって思いました。
5号車:ユーキ君↓
超特急のLIVEの構成や演出をメインとなって組んでいるのが彼です。
今までもダンスは群を抜いてうまかったのですが、
新メンバーもダンスのうまい子ばかりなので、より一層闘志が燃えたのではないでしょうか。
気合感じましたね。最後まで手を抜かずキレッキレでした。
ボーカルに関して言うと、新しく加入された新ボーカル:シューヤ君ですが、
「歌割りどんなふうになってるか聞くぞー!」と思ってても全然耳が聞き分けられなくて。
それだけ彼の声が馴染んでるんですよ、超特急の曲に。
11号車:シューヤ君↓
シューヤ君は加入してたった四ヶ月で歌詞を叩き込んで、
ダンスのフォーメーションも覚えて…と大変だったでしょうが、
バッチリ仕上げてきてました。さすが。
Fantasy Love Train、Sweet Bell、Billion Beats あたりはクリスマス公演によく使われる曲ですが、シューヤ君の甘い声質が馴染んでいました。
彼はビッグマウスなところがあるけど、
MCの時に迷子の子供のような顔をしていたので、本当は繊細な子なんだろうなー。
今回の大舞台でかなり自信がついたのでは。
ダンサーソロ
今回はダンサーのソロダンスコーナーもあり、これがめっちゃ良かった。
今までのLIVEでもダンサーソロはあったんだけど、
今回はソロを踊るダンサーの顔と名前が大画面に出たんですよね。
メンバーが増えたこともあり、ちょうど自己紹介がてらという感じで。
新メンバー加入やドラマ効果のおかげで、”初乗車”が多いと予測がついていたためか、
「はじめまして感」が所々に見えていて良かったです。
今までの超特急は新規ファン向けの意識が薄く感じてましたが、
新体制ということで、俯瞰で見て演出組んだんでしょうね。
今回はタクヤ君のファンが激増していました。
まあもともと人気があるんですけど、
タクヤ君は昨年のドラマ主演で人気に火がついて、新規のファンをどんどん増やしております。
メンバーカラーが緑の彼は「緑の窓口」と言われてます。
4号車:タクヤ君
で、そうそうソロダンスの話ね。
ソロダンスでは、ダンサーたちの「かましてやるぜ!」という心意気が見えました。
トップバッターで踊る新メンバーのアロハ君、良かったな。
メンバーカラーであるターコイズの衣装を着てたのですが、
ピーターパンみたいで素敵でした。
彼のアクロバティックで重力を感じさせないダンスは、本当に夜空を飛んでるみたいだった。
13号車:アロハ君
まだ加入して4か月というのに、
ターコイズのペンライトは凄く多かったです。
アロハ君の、完成されたアイドル感は、初見のファンを多く惹きつけるでしょうね。
このソロダンスコーナーでは、ペアやトリオで踊るシーンもあって、
こういうダンサーだけのコーナーが見てみたかったので嬉しかったな~
特にリョウガ・ユーキ・マサヒロのダンスつよつよトリオは、ダンサー大好きな私にとっては最高でした。
9人もいると色んな組み合わせや色んな曲で踊れると思うので、これからが楽しみ。
3号車:リョウガ君↓
ただ、なんでか知らないけど、
曲と曲の繋ぎが一瞬無音になるのがいただけなかった。
コロナ対策で、客が歓声を出せないので、一瞬シン・・となるのが勿体なかったですね。あれなんだったんだ?
「Cead Mile Failte」
個人的には今回のライブで一番カッコよかったのはこの曲でした。
初披露というのもあるかもだけど、まぁとにかくフリがかっこよい。
スタイリッシュじゃなく重くて土っぽい感じのダークなダンスで、
新しい彼らが見られた感じ。
センターステージで全方位に意識がいっていたのもよかったのかな。
今までの超特急には無い雰囲気でした。
どことなく古い宗教的な雰囲気もあって面白い試み。
この曲の時に火柱がばんばん上がってたかな?
ステージの後ろの方で上がってたので、最初、映像なのかな?と思ってたら
本当に火柱ぽかった。
それが余計に民族ぽさがあって雰囲気が出てましたねー。
この曲の時は、新メンバーであるマサヒロ君が目立っていましたね。
彼は重心が下の方にくるダンスが上手くて、
男っぽくて曲にすごくマッチしてました。
体は大きくないんですけどね。一番目立ってた。
超特急の中でユーキ君と同じくらい、パッと目に付くダンサーさんです。
12号車:マサヒロ君↓
彼は色んなアーティストのバックダンサーを経験しており、
超特急のバックダンサーもやってた人です。
実はこの公演もバックダンサーをしてました↓
BakaBakkaでは超特急お得意の全力悪ふざけを楽しんでいたし、
ほんとなんでも踊れる子なんだな~
BakaBakkaはこれからLIVEの定番になっていきそう。
マサヒロ君がパフォーマンスで放つ雰囲気は新メンバー4人の中で一番新しい風を感じます。
アイドルに染まってないのが新鮮。
多分超特急を新しい方向へ引っ張ったり、可能性の幅を広げてくれる気がする。
バックダンサーではなくアーティストとして前に出るとなるとまた表現のしかたが違ってくるでしょう。
これからどんな風になっていくかすっごく楽しみなダンサーさんです。
あと、ファンがリアコで重たい感じなのがとっても好き(笑)。
「Snow break」
この曲からストリングスの楽団の生演奏が登場しました。
そうかこれにお金かけたせいでセットに回せなかったんだなと!(きめつけ
個人的には大正解。
セットにお金使うなら生演奏にお金使う方が断然好き。
今までバンドをバックに従えたことはあったけど、ストリングスは初めてだったので、クリスマスの雰囲気に合っててスペシャルな感じで良かったです。
このSnow breakという曲はクリスマスの失恋ソングなんですが、
クリスマス前に振られるなんて辛いよな‥と思って聴いてると、
3度目の冬が終わる
という歌詞で「いや3年も引きずってるんかい」とついついツッコミを入れたくなる。(怒られる)
「My Buddy」
この曲は
君はマイバディ
という歌詞があるんですが、
ボーカル2人が
「シューヤがマイバディ!」「タカシがマイバディ!」とお互いの名を入れてアレンジして歌っていました。
なんともファンが歓喜しそうな演出。
昨年からボーカルが1人→2人になった超特急。
一人じゃ見れなかった世界
僕らしか見れない未来
という歌詞がまさに彼らのことを歌っているようで。
超特急の曲は、ツインボーカル前提で作られた曲が多いので、一人だと録音に頼らないと歌えない曲もある。
この数年、タカシ君はLIVEにおいて、
二人分をひとりで歌いつつ、ダンスもやっていた。
超特急のLIVEはぶっ続けで激しい曲が続くので、体力がもたない時もあった。
ハラハラしながら見てた時期もありました。
新メンバー募集の時、
「タカシがライブで100%の力を出すために、ボーカルを募集したい」と言っていたユーキ君。
私はその言葉に何の反論も持たなかった。
そりゃそうだよ、って思いました。
ボーカルが増え、歌唱が安定し、安心して見れるようになりました。
何より、シューヤというバディを得た今のタカシ君は楽しそうです。
7号車:タカシ君
さてこのMyBuddyでは
超特急のメンバーを乗せたトロッコが客席を走るという演出がありまして。
「アイドルのコンサート映像で見たことあるヤツやー!」とめっちゃテンション上がりました。
あれって電動で動いてると思ってたけど、スタッフさんが人力で動かしてるんですよ!
タレントの安全を守りつつ、一定の速度でトロッコを押すの大変。
スタッフさんマジで尊敬&感謝です。
私の席は、たまたま通路側だったので、
超特急メンバーが順番に目の前まで来てくれて、
しかも真横でトロッコがしばらく停車するという神席だったんです。
私の隣の席の人がカイ君推しで、最初にカイ君のトロッコが来たときは思わず席を譲りましたw
2号車:カイ君
手が届くほどの至近距離に超特急のメンバーが次から次へと来てくれて、
彼らを間近で見た感想は
「同じ人間とは思えないくらいかっこいい!
まじ神!!!!アイドルって異次元!!!」
じゃなくて、むしろ
「ああ、おんなじ人間だ。」
でした。
たいしたことないって意味ではないですよ。
そうじゃなくて、ああ本当に普通の、華奢な男の子なんだなと。
無敵のスーパーマンじゃない。
完全無欠のヒーローじゃない。
私と同じ普通の人間なんだ、彼らも。
近くで見た感想それかよ!と言われそうですが、私にとっては貴重な経験でした。
同じ人間同士として、大切にしようって思いましたね(何
MC
さて、MCの時、新メンバーであるアロハ君とハル君が
「こんな大舞台に立てているのはオリジナルメンバーのおかげ。
自分の力ではここまで来れない。」
と言っていたのが印象的でした。
この二人はもともとスターダスト所属のタレントなので、
下積みの大変さをよくわかっているのでしょう。
オリジナルメンバーは、11年前のデビュー時は路上ライブやショッピングモールなどで地道な営業活動を重ねていたそうで、
10年以上かけて今のスターダムにのしあがったわけです。
特に、新メンバー最年少のハル君はまだ17歳の高校生。
研究生のような立場から、急に超特急という11年続くグループに加入したのです。
飛び級のような大出世。
地元熊本から東京に通いながら超特急の活動をしています。
14号車:ハル君
彼なりの苦労や迷いもあったでしょう。
でも彼はこれからの超特急の中で集客の核となっていきそう。
ハル君のペンライト、一番最初に売り切れてたしね。
(あんまり大きな声では言えないけど、メ〇カリなどで高額転売されてるとか)
「新世界 -NEW WORLD-」に乗車してみて
「新世界 -NEW WORLD-」大阪城ホール公演
新メンバー追加により、平均年齢が若返ったことで、若い感じになるかと思いきや、
むしろちょっと大人になった気がしました。
雰囲気もそうだし技術もどんどん高くなっていってる。
あと今回のライブで、だいぶ道が開けた感じがしました。
まだファン歴の浅い私が言うのもなんですが、
この3年くらい、パフォーマンスにおいて、
なんとなく行く道が定まってない、迷いがあるように見えていたんですよね…
LIVEのセトリや演出も少しマンネリも感じてて。
既存ファンに人気のある曲をやるんだけど、
それはいいことでもあるけど、停滞も招きかねない。
まぁでもアイドル業界はこういうものなのかな?と思っておりました。
でも今になって思うのは、
7人でデビューしたのに、途中からメンバーが5人になって、
しかもボーカルが1人しかいないので、
盛り上がりやすい鉄板曲や体力を温存できる曲が定番化してきて、
どうしても縛りがあったのかも?と。
それがマンネリの原因だったのかなーと。(コロナもあったし)
メンバーを増員して9人になって、
やりたいことが、体力的にも音楽的にもやれるようになった。
なのでもう色々我慢しなくていいんじゃないかな。
躊躇なくなんでも挑戦できると思います。
2023年3月には、フルアルバム「B9」がリリース。
そして2023年5月からは、「B9」をひっさげて
北海道~九州の全国ツアーがスタートします!
貴重なホールツアー!