【Table Manners】喜劇を演じられてこそ本物。「ダサかっこ悪さ」が最高にかっこいい一曲。

ダンス&ボーカルグループ超特急

2020年にリリースした「Table Manners」。

 

この曲は聴くごとにどんどん好きになっていってます。

 

最初は「なんか面白い曲だな~」ってくらいだったんですが

何度も聞いてると、

この曲を歌ってるボーカルのタカシ君、なかなかやるなあ!とちょっと感心してます。

 

 

超特急の中でもちょっと変わり種の曲。

タイトルからして珍しいですよね。

よくまあテーブルマナーと言うテーマで一曲書けたなあと思う。作詞家ってすごいね。

 

 

主人公が、狙っている女の子を高級レストランにデートに誘い、

「今日こそ決めるぞ!」って意気込んだものの、

テーブルマナーが分からなくてあたふたする。。という歌詞。 

 

「ダサかっこいい」のが超特急ですが、

この曲は

「ダサかっこ悪い」(そのまま)。

 

それを真剣にやるから面白くて。

 

歌詞に出てくる主人公が終始あたふたしててコミカルでつい笑っちゃうんですが、

本人はいたって真面目なんですよね。

それが余計に面白さを引き立てる。

 

タカシ君の生真面目なボーカルが、主人公の真面目な雰囲気にとっても合っています。

 

 

ダサかっこいいがテーマ。だけどどんなジャンルもこなすオールマイティー集団。 - PINKに交われば赤くなる

 

 

サウンド「超特急初のスイング・ジャズ」と売り出されていますが

どっちかっていうと昭和歌謡ってかんじ。

 

なんかでもその古くささや野暮ったさが、

主人公の垢抜けない雰囲気を醸し出してていいんですよねー。

 

 

サビの歌詞はこんな感じ↓

Table Manners 教えといてよママ

テンパるから 会話が弾まないじゃない

Table Manners キミは上手ねMy Love

Hey! ホールマスター お箸くれますか?

 

“教えといてよママ”という歌詞が青臭い感じでいい味出してますね。

ナイフとフォークの使い方が分からず、“お箸くれますか?”という心の声が出ちゃってる。

 

歌詞を読むだけでも、

同情しつつも笑えちゃうんですが、

ボーカルのタカシ君は、テンパって舞いあがっちゃってるダサかっこ悪い感じをうまく表現できています。

 

 

俳優は、喜劇が演じられてこそ本物の役者といいます。

 

シリアスな芝居より、実は喜劇のほうがすごくすごく難易度が高いんですよね。

 

馬鹿やおふざけをやって笑わせりゃいいってもんじゃない。

この「Table Manners」ように、

本人はいたって真剣なのに周りから見たら笑えちゃう”ってハイレベルな笑いが面白い。

 

歌唱力のいる歌だと思います。

タカシ君はよく歌えてるなと思います。

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この曲は、LIVEでミュージカル調にダンスしたらめっちゃ面白そうですね。

メンバーでボーイ役やシェフ役を演じたりしてね。

 

コロナで中止となったDINERというツアーのテーマ曲だったんですが

きっと面白い演出が用意されていたんじゃないかなあと悔やまれます。

 

 DINERは「超特急がシェフとなってファンをおもてなしする!」みたいなテーマだったかな?たしか。

この「Table Manners」がツアーのテーマ曲って時点でもう楽しそうなLIVEなので見てみたかったなあ。

いつか別の形でやってほしいですねー・・。

 

 サウンドがかなりゴージャスで、

なんとジャズのフルバンドの生演奏で収録されたらしいので、音だけでもかなり迫力あります。

サラッと書いてるけどすごいな。

もしLIVEで生演奏で聴けたら本望です。

 

 

さて、主人公の「勝負デート」の結末がどうなったかは、

曲を最後まで聞いてみてください。^^

 

 

 

こちらのCDに収録されています↓

Stand up

Stand up

  • アーティスト:超特急
  • 発売日: 2020/06/10
  • メディア: CD
 

 

 年末の配信LIVE めっちゃ良かった↓

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私みたいな初心者向けBlu-ray

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