「Booster」は、超特急が2018年リリースしたアルバム「GOLDEN EPOCH」の中の一曲。
若干ダサめのイントロから始まりますが(笑)、この曲はテンションが上がります。
なんといっても、普段歌うことのない
ダンサー陣のソロラップが聴けることが最大の特徴です。
アップテンポの曲なんですが、ヒーロー物のテーマソングみたいな、ちょっとレトロな哀愁感のある曲調です。
音は全体的に厚みのない感じ。
よく聞くといろんな音が聞こえて楽しいんですが、どこかチープな感じなのがまたいい。
ラップのバックでずっと同じメロディーラインがリピートされていたり、
ちょっとダサめのイントロは、実はサビ後半のバックでリピートされているメロディーだったり、
使い方がおもしろいな、と。
曲前半はダンサーの五人のラップ、後半はボーカルの歌という構成ですが、
もう前半のラップが素晴らしい。
ラップはユーキ君から始まるんだけど、彼の声がまたいい。
この人こんなラップ向きのキレのある発声するんだなあ。
パフォーマンスは、こちらのLIVE Blu-rayに収録されていますが、
BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH AT SAITAMA SUPER ARENA (通常盤) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: Brand Name:株式会社SDR –DVD-
- 発売日: 2019/03/27
- メディア: Blu-ray
ユーキ君のラップの時の体の使い方が、キレキレでかっこいいです。
韻と違う拍でポーズキメるのとか、ラッパーじゃなくダンサーだなぁ、って感じ。
で、 全員ラップしながらダンスするんですけど、
ラップする人を中心に、フォーメーションが激しく変わります。
フォーメーションもすごく凝っていて、ラップ部分のダンスシーンだけでも何回も見たい。
ダンサー陣の独壇場のような曲ですね。
ファン歴激浅から見た、超特急の魅力1【ダンスの表現力】 - PINKに交われば赤くなる
この曲って、フェスでよくやるみたいですけど、
たしかにこの曲はオーディエンスが男性の方が楽しい気がする。
(通常のツアーだと女性ファンがほとんどでしょうから。)
オーディエンスの盛り上げ方がけっこう重要な曲と思うんですよね。
「A!」ってコールするところとか、男性の声で煽ってほしいですね。
間奏のところも、野太い男性の歓声で盛り上げてほしい!
あるアーティストが、
“コンサートの良し悪しの50%は、オーディエンスで決まる”と言ってたんですけど、そう思います。
オーディエンスがあまりシャイだとつまんないです。
かといってガラが悪すぎても良くない(笑)。
客からアーティストへのリスペクトがあるのが前提で、
アーティストが客を煽るのと同じくらい、客もアーティストを煽る方が盛り上がる。
で、それは女の子の黄色い歓声がいいときと、男の野太い声がいい時があって。
「Booster」は後者と思う。
セクシーというより、獣感全開!!みたいな曲なので。
個人的にサビのフリがちょっと物足りないかなぁ。
みんなでできるようになのか、
手を時計の3時の角度で振るという簡単なフリなんですけど、(Billion Beatsぽい)
ここはもっとガンガン踊ってほしいー!!って思います。
でもいい。そんなの抜きにしても、この曲はカッコいい。
3分未満の短い曲ですが、そこがまたいい。疾走感があって。
アウトロなしで、「Boost up right now!」って歌詞とともにブツッて終わるのも最高。
こちらのCDに収録されてます。↓